岡山市中区の乳幼児のことばの相談室
『オヤコサロン ホアラ』の
言語聴覚士 妹尾早織です。
「令和」になりました。
特に日常で大きな変わりはないですが、
時代の流れが大きく変化しているように
感じます。
私自身も昨年から世の中の
平成の終わりへの流れに沿って、
登場人物や場面が少しずつ変わっていて、
ステージが変わりつつあります。
何が始まるんだろうと
ワクワクした気持ちで
「令和」を迎えることができました♪
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平成の最後の締めくくりは
シュタイナー教育教員養成 ファウンデーションコース
での学びでした。
これから2年間の学びが始まります。
今回の講座は
シュタイナーの人間観からみた
乳幼児期から学童期の子どもの発達、
そして「子どもの観察」という
私にとっては最も興味深く、
理解を深めていきたい内容でした。
シュタイナーの人間観からみた発達は
身体の発達だけに焦点を当てるのではなく
身体・こころ・精神の繋がりから
発達段階をみます。
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0歳から7歳までの幼児期は特に
周りの大人、環境に大きく影響を受けます。
幼児期は模倣の存在。
全身が感覚器官のようなもので、
全身で感じて身体を作り上げていきます。
お子さまが知らない間に
自分の言動やしぐさ、態度を
真似していてドキッとすることって
ありませんか(笑)
3歳までに身に付ける大きな能力
「歩く・話す・考える」ことも
周りにそれらを行う大人がいるから
子どもも自ずとその能力を身に付けていきます。
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そうすると目の前の子どもに関わる
自分(大人)と環境を整えることが
いかに重要かが必然的に問われます。
生活のリズムを整えること、
身体をいっぱい動かすこと、
子どもが安心して過ごせる
衣食住環境を整えてあげること。
何より大人が模範となれる
自分になっていること。
こういうと、あまりにも責任が重く
感じてしまいますよね(>_<)
「私にはシュタイナーの子育ては無理~」
「荷が重すぎてしんどくなる」
といった声もよく聞きます(^^;)
でも、毎日決まった時間に起きて、
食べて、遊んで、寝てといった
基本的な生活リズムを整えるだけでも
十分お子さまは安心します。
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そして、全身感覚器官でもあるお子さまにとって
テレビの音や映像は刺激が強すぎるというのも
ご理解いただけると思いますが、
メディアとの付き合い方も考えると、
何かお子さまの様子に変化がみられるので
ないでしょうか。
※テレビとの付き合い方についてはこちら
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また「子どもを観る」という講義では
子どもの気になる行動や様子があった場合、
その行動を観察するだけでなく、
身体をよく観察することで特徴を掴み、
どんなケアが必要なのか、
どんな支援ができるのかを考えていくことが
重要だということを学びました。
これは今まで考えたことのない視点からの
観察でまさに目から鱗でした!
こんな視点で大人が子どもを観ることができたら、
「気になる子」「問題のある子」と
思われている子どもたちは違った
捉え方をしてもらえるかもしれない。
お母さんたちも
自分を責めなくても済むかもしれない。
そして、今何をすべきか、
どんなケアを必要なのかが
見えてくるかもしれない。
これからの2年間で私自身、
「子ども観る」という力を少しでも身に付けて、
お母さんと一緒にお子さんについて話し合い、
適切なケアの方法を一緒に考えていけるように
なりたいと思います。
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今回の講座での一番の学びは
目に見える部分に囚われていては
その奥にある本質に気付くことができないということ。
気になること、心配なことがあると、
そこばかりに着目して、
その部分をどうにかしたいと考えます。
でも、それ以前に
自分の呼吸を整え、
模倣してもらえる自分であるかということを
振り返るが必要です。
そんな自分を実現するため、
自分を整えるため、
オイリュトミーや言語造形といった
身体を使った学びがあり、
さらに理解を深めてくれるのだと実感しています。
今さらですが・・・(^^;)
この濃密な2年間の学びで、
私の目に子どもたちがどう映っていくのか、
自分の在り方がどう変わっていくのか、
(変えていきたいという願いも込めて)
楽しみです。
日々実践しながら、
学びを自分の内側へゆっくりゆっくり
しみ込ませていきたいと思います。
これからも自分の中での整理も兼ねて、
この場でご報告していきますね。
どうぞお付き合いください♡
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