乳幼児のことばの相談室
『オヤコサロン ホアラ』の
言語聴覚士 妹尾早織です。
週末は今期最後の
シュタイナー教員養成講座に行って来ました。
あっという間の1年でした(^^♪
今回は教育の基である
「普遍人間学」の講義を受けました。
人間の在り方、
子どもの前に立つ大人として
どう在るべきかを考えさせられる
大変学び深い内容でした。
幼児期は取り込む力が強く、
何でも真似をして成長していきます。
意識なく自然と真似をして、
自分の内へと取り込んでいきます。
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「そろそろことばを真似して覚えよう」とは
思っていませんよね…(^^;)(笑)
幼児は頭で考えて学ぶのではなく、
体験を通して五感を使って
ことばを覚えていきます。
頭だけでは生きたことばは身につきません。
また、今は実際に動物や虫、
乗り物を見に行かなくても
テレビや動画で体験することができます。
子どもも夢中で見ますよね。
でも本当に体験しているでしょうか?
五感を使ってますか?
身体は動いていますか?
そこにはリアリティはなく
生きた学びはできていません。
近頃はこのように
幼児の内から頭を使うこと、
考えることが当たり前になっています。
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意欲を持ち、体験して、
考えることが
生きた力になっていきます。
ただ、意欲だけがあればいいのかというと
それも違います。
こちらに偏ると、欲するままに動いて
多動となったり、周囲の環境に敏感に
反応しすぎたりといった行動となって表れます。
では大人はどう対応していけばいいのか??
子どもを関心を持って見ること!!
「あの子は問題児だから」
「どうせできないだろう」と決めつけたり、
子どもの行動に対して
「ダメ!」「うるさい」と頭ごなしに
否定したりといった関わりでは
本当の子どもの姿は見れていません。
偏った見方ではなく、
関心を持って子どもを見て関わることで、
子どもの考える力と意欲を、そして
「感じる力」を育むことができます。
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まずは大人自身が偏らない立場に立ち、
子どもが「考えること」に偏っていないか、
または、周りに状況に過剰に反応して
動きが止まらなくなっていないか等、
今どちらの側に子どもが立っているかを
見極めることが重要です。
そして自分がどう対応するかを考える。
内容が深すぎて、まだまだ私自身も
落とし込めてはいませんが、
この学びから改めて、
私の在り方、子どもの見方、
私が子どもたちに伝えたいことが
はっきりしてきました。
この視点で子どもを見ること
子どもの前に立つ大人にとっては
必要不可欠だと思います。
子どもに要求する前に
自分のバランスを保つこと、
中間に立って子どもを見ること。
まさに自己教育…
深いです。
まずは一緒に本当の意味での
関心を持ってお子さんを観察し、
成長のサポートをしていきましょう♡
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