幼児期は100%模倣の時期

岡山市中区の乳幼児のことばの相談室
『オヤコサロン ホアラ』の
言語聴覚士 妹尾早織です。

PCが直ったと思ったのも束の間、
修理後になぜかディスクトレイが飛び出すという現象が起こり、
またまた再修理に出していました。

先日やっと戻ってきました。
今度は大丈夫そうです。

子どもは100%模倣する存在

ホアラに来て下さるお子さまの年齢は2歳~4歳くらいです。
この時期は特に模倣する力がとても強く働く時。

シュタイナーは
『子どもは100%模倣する存在だ』と言っています。

お子さまの行動や口調が自分とそっくりと、
ギクッとすることもあるのではないでしょうか。

この時期の子どもはお母さんと自分は一体と思っているので、
お母さんがすることは、全て真似してしまします。
しかもすごい集中力で。

ただ、意味が分かって真似しているだけではありません。
まだ良いこと悪いことの判断ができません。

子どもは大人の鏡

この時期の子どもにとって、身の回りの世界は全て善きものなので、
見るもの聞くもの全てをそのまま真似してしまうのです。

お子さまに落ち着いて欲しいなら、落ち着いた関わりをする。
お喋りして欲しいのなら、たくさんお話ししてあげる。

子どもは大人の鏡なので、お子さまの行動で気になることがあれば、
自分はどうかなと振り返ってみることが大切です。

それくらい、子どもに見せる大人の姿勢は責任あるものなんです。
お子さまの前では、常に良きモデルでいることが必要です。

真似したい!という力を生かす

これほど模倣する力が強いので、
お子さまが「真似したい!」と思うことを積極的に
取り入れていくといいと思います。

「自分が生きている世界はなんて楽しいんだろう」という
体験を積み重ねていくと、その力はお子さまの一生の土台となります。

楽しい経験というのは、どこかに連れて行くことだけを言っているのではありません。

楽しくお話しすること、遊ぶこと。
お母さんの真似をしてお手伝いをすること。
自然の美しさを一緒に体感すること。
歌をうたうこと。
いっぱい笑うこと。

そんな日常の中でのささやかな体験が全て
お子さまの生きる力となっていきます。

ことばを増やすためには・・・

ことばに関しても同じです。
お話ししてほしいことを大人がモデルとして
しっかり聞かせてあげることが重要です。

特にことばの発達がゆっくりなお子さまは
大人が意識的にことばを聞かせてあげないと、
自分でことばを習得していくのは難しいです。

2語文で話してほしいのなら2語文で話しかけたり、
違う言い回しを教えたいのなら、繰り返しその表現を使って
聞かせたりすることが必要です。

まとめ

幼児期のお子さまと関わるのは本当に責任あることだと、
私自身、本当に身が引き締まります。

大人の姿勢は確かに責任重大です。
でもあまり囚われすぎて、子育てがしんどくなってしまうと
本末転倒です。

お子さまにとって世界はすばらしいものに満ちています。

なので、見せたくないこと聞かせたくないことは、
お子さまから極力遠ざけ、逆に見せたいこと聞かせいことを
積極的に提供してあげてください。

何よりニコニコ笑って楽しくお子さまと過ごすこと、
その時間をめいっぱい楽しむことが、
お子さまにとって一番幸せなことだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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