発音が気になったら!?家庭でできること

岡山市中区の乳幼児のことばの相談室
『オヤコサロン ホアラ』の
言語聴覚士 妹尾早織です。

今日から2月。
もうすぐ節分ですね。
豆まきの準備は万端ですか?(*^▽^*)

豆まき・鬼のお面作り・恵方巻
ことばの面では、
「おに」「つの」「こん棒」「鬼のパンツ」
「豆まき」「鬼は外」「福は内」
などなど・・・

お子さまが節分ならではのことばに触れるチャンスです。

年の数だけ豆を食べることも
数のお勉強になりますね!

4~5歳くらいになると、

「お野菜嫌い鬼をやっつける!」
「イヤイヤ鬼をやっつける!」

など、自分の中にいるどんな鬼さんを
やっつけるかお話ししてもいいですね。

ぜひお子さまの年齢に合わせて、
節分を楽しみながら色々なことばに触れさせてあげましょう!

お喋りが始まったけど発音が気になる

お子さまがようやくことばが出始めると
次に気になるのは、発音だと思います。

ただ、発音練習を始めるのは
だいたい4歳ころです。

発音練習の中で指示を理解し、
指示通りに行うことがそれ以前の
年齢のお子さまには難しいからです。

また、せっかくお喋りができるようになったのに
話す度にことばを直されると
だんだん嫌になってきて
お喋りする意欲がなくなってしまいます。

家でお父さん・お母さんが
発音の先生になってしまうのは危険です。

専門家の指導が必ず必要です。

では、それまでに何を気を付けたらいいのか?

口の周りの筋肉を鍛えること

この頃のお子さまはまだまだ
お喋りする器官の発達が未熟です。

噛むこと、飲むこと、吸うこと、なめること、
舌で送り込むなど、食べることで
口の周りの筋肉は鍛えましょう。

柔らかいものばかりではなく、
ガシガシと噛めるものも
意識的に取り入れましょう。

また、すべて体はつながっているので、
全身を使った遊びをすることで一緒に
口の周りの筋肉も鍛えられていきます。

遊びのなかでいっぱい笑うこと、
大きな声を出すこともとっても大切です。

赤ちゃんだとくすぐり遊びなどで
声・笑いを促してあげるといいですね。

とにかくいっぱい遊び、いっぱい笑って声を出し、
いっぱい食べることが発音練習につながります!

吹く遊びを取り入れる

吹く遊びをしながら、息を出す練習をしましょう。

ことばを話す上で、
息の強弱のコントロールをすること、
肺活量も鍛えることは不可欠です。

おもちゃの笛・ラッパ、吹き戻し、
シャボン玉、コップの水をブクブクと
吹く遊びも楽しいです。

シャボン玉であれば強く吹くと
小さいシャボン玉がいっぱいできて、
ゆっくり吹くと、大きなシャボン玉ができます。

コップの水をブクブクさせるのも、
息の勢いで水の状態が変わります。

息の出方を目で確認しながら、
息のコントロールの練習ができるので、
発音練習には有効な遊びです。

他にもロウソクの火を消したり、
細長く切ったティッシュを吹いて揺らす、
紙吹雪を吹き飛ばすなどの練習もいいですね。

手作りおもちゃを作ることもおススメです。
こちらを参考にしてみてください。

早めの相談も必要

4歳近くなっても、
発音が不明瞭、
特定の音が出ない、
何を言っているのかわからない、

といった状態であれば一度専門機関を
受診されることをおすすめいたします。

何が原因でうまく発音の癖ができないのか
調べる必要があります。

気になったら早めに相談しましょう。

ホアラでは構音訓練は主に行っておりませんが、
ご相談はお受けいたしますので、
お気軽にご相談ください!

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