初めてのサインは「ちょうだい」から

岡山市中区の乳幼児のことばの相談室
『オヤコサロン ホアラ』の
言語聴覚士 妹尾早織です。

厳しい寒さが続いていますね。
外に出られません・・・

先日、甥っ子たちと公園に行きましたが、
寒すぎて寒すぎて、即帰りました。

大ブーイングでしたが(笑)

子どもは走り回って体を動かすうちに
温もるのですが、大人は立ったままなので、
寒さが募るばかり。

子どもと一緒に体を動かさないといけませんね(^^;)

ホアラではお喋りが出ていないお子さまには
積極的にサインを取り入れるよう
指導させていただいています。

どのお子さまもどんどんサインが増えて、
使いこなしています。

サインに伴ってことばも増え、
ことばがメインになってくると自然と
サインも減ってきます。

ジェスチャ―やサインを教えるといっても
何から教えていいかわからないですよね。

まずは「ちょうだい」から始めてみてはどうでしょうか。

赤ちゃんの要求の手段は

・泣く
・アイコンタクト
・手を伸ばす
・大人に向かって声を出す
・指さす

というように発達によって要求の仕方が変わってきます。

サインは指さし以降から使います。

指さしで要求したものを「はいはい」と
何も言わずに渡してしまっていませんか?

これが習慣化すると指さしをすれば
大人が動いてくれると思ってしまいます。
なので、ちゃんと気持ちを伝える
方法を教えてあげましょう。

欲しいものを指さしで要求したときは、
「〇〇が欲しいの?」
実物を見せて確認をとってから、
「ちょうだい」のサインをするように促します。

渡すときは「どうぞ」と言って渡します。
これでもう立派なやりとりになっています。

生活の中で何度も
「ちょうだい」をする場面はあると思うので、
その都度「ちょうだい」を促します。

逆に大人もお子さまから何か受け取るときは
「ちょうだい」をするようにし、モデルを示します。

そうしたことを繰り返すうちに、
促さなくても自分から「ちょうだい」をして
要求するようなります

1歳半以降で2語文がみられ始めると
「ボール ちょうだい」
2語文で言うように促していきます。

おしゃべりが難しいお子さまは
サインを組み合わせて使います。

大人なら指さしですぐに渡してくれますが、
お友達はそうはいきません。

横から勝手に取ろうとしたときも、
まずは「ちょうだい」をして貸してほしいことを
伝えるよう促します。

すぐに貸してもらえないかもしれません。
その時は「ちょうだいできてえらかったね!少し待とうね」
と言って、ちゃんと伝えられたことをほめてあげましょう。

そうして順番を待つこと・社会的マナーを学びます。

気持ちを伝える、最初のサインとして
ぜひ取り入れてみてください!

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