岡山市中区の乳幼児のことばの相談室
『オヤコサロン ホアラ』の
言語聴覚士 妹尾早織です。
今日は備前市にある『わくわくるーむ』さんで
「心とことばを育てる子どもへの関わり方」
と題して、お話しさせていただきました。
参加してくださったのは
0歳~4歳のお子さまを持つお母さま方。
その年代のお子さまの
ことばの発達についてお話をさせていただきました。
その中で、特に皆さんが関心があったのは、
お喋り前、またはお喋りを始めたばかりのお子さまと
どのように関わったらいいのか、どのような
ことばかけをしたらいいのかということです。
ことばの発達に1番大切なのは、愛着形成
お母さんといっぱいふれあい、コミュニケーションをとることが
こころとことばを育みます。
また、ことばより先に理解面から発達します。
ことばが出ていないからと言って
何もわかっていないのではありません。
お喋り前にしっかりとことばかけ、アイコンタクト、表情、
身振り、スキンシップ遊びなど様々な手段を使って
コミュニケーションをとってあげることが大切です。
ことばだけがコミュニケーション手段ではありません。
愛情いっぱいにお子さまと関わることが何よりも
ことばと情緒を育みます。
ことばを育てる関わりとは・・・
①お子さまの発声を真似する。
自分がどんな声を出しているか知ることができます。
声を出すって楽しい、もっとお母さんとお話ししたい
という気持ちを育みます。
②「いないいないばぁ」くすぐり遊び等のふれあい遊びをする。
スキンシップがとれ、笑い声などの
自然な発声を促すことができます。
手遊びもおススメ!
③お子さまの動きに合わせてことばかけをする。
(ボール投げる時に「ポーイ」、手を洗いながら「ジャブジャブ」)
④「ワンワン」「マンマ」などの幼児語を使って話す。
幼児語は真似しやすいことば
聞き取りやすいことばでできています。
積極的に使うことで、言えることばを増やし、
コミュニケーション、やりとりを楽しみましょう。
⑤お子さまの興味・関心に合わせたことばかけをする。
興味のないこと、見ていないものについて
ことばかけをしても、頭には残りません。
楽しい体験の中でことばかけをしましょう。
ここに挙げたのはほんの一例。
まだまだ、お子さまへの関わりに必要なこと
できることはあります。
お子さまの発達によっても異なります。
今日参加されたお母さまからは
「まずはいっぱい触れてあげることから始めます」
「手遊びを取り入れてみます」
「真似っこをしてみます」
という言葉をいただきました。
お話ししたことの何か1つでも、
お子さまと関わる上での
ヒントになっていたら嬉しいです。
このような貴重な場を設けていただいたことに感謝。
個人的に相談に行くのは勇気がいることだと思います。
その前の入り口、第一歩として
気軽に話が聞けて、
相談できる場って必要だな~と実感しました。
今後もこのような機会が増えていけばいいなと思います。
お子さまに合った関わり方
今できることを具体的に知りたい方は
お気軽にご相談くださいね。
ご予約はこちらまで。
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