お子さまと家でゆっくり過ごす時間も大切

岡山市中区の乳幼児のことばの相談室
『オヤコサロン ホアラ』の
言語聴覚士 妹尾早織です。

毎日毎日、厳しい寒さが続きますね。
外に出るのにもエイッと勇気が必要ですね(^^;)

こんな寒い日が続くと、
お子さまとおうちの中で
遊ぶことが増えると思います。

ずっと家でいると刺激が少なすぎるんじゃないか?
発達が遅れるんじゃないか。
社会性が身につかないのではないか。

と心配に思い、親子クラブやサークルに参加されたり、
外遊びに連れて行ったり等、なるべく外に出るよう
努力されている方も多いのではないでしょうか。

外に出ていくことで、お母さまもお子さまも
楽しく気分転換になるのなら、
どんどん参加してください!

外でしか体験できないこと、
教えられないこともたくさんあります。

一方・・・

行くと疲れる
あまり気が進まない
行く意味があまり感じられない

ということもあると思います。

その場合、私は無理して外に出ていく
必要はないと思います。
行くことで親子共々疲れてしまっては、
全く意味がありません。

幼稚園に行くまでの時期は
お母さんと1日中一緒に過ごせる
唯一の時間。

その貴重な時間をいっぱい
楽しむのもいいのではないでしょうか。

絵本を読んだり
お歌を歌ったり
一緒にお料理をしたり
お散歩したり
たまにはお友達に遊びに来てもらったり・・・

こういう何気ないことが、むしろ
お子さまの成長にとーっても大切です。

ゆったりと親子で過ごすことで、
お子さまの情緒も安定します。

また、外では周りの刺激が多すぎて、
お母さんの言っていること、
していることに注意が向きにくいです。

お子さまの言語発達の根底には
《模倣・真似すること》があります。

その一番のモデルはお母さんです。

家でしっかりとお子さまと向き合って遊ぶ中で
お子さまはお母さんがしていることを
興味深く見て真似するようになります。

 見る→真似する→褒められる→繰り返し行う→定着

この一連の流れで、
お子さまは知らないことばや動作、
物の操作等を自分ものとして
取り入れられるようになります。

社会性を身に着けるのは
幼稚園に行くようになってからでも
遅くはありません。

お子さまが身に着けることは、
発達に応じて順序があります。

今、このときを大切にしていただきたいです。
今しかできないこともたくさんあります。

もちろん外でいっぱい遊ぶこと、
刺激を受けることも必要です。

どちらに偏ることなくバランスよく
外遊びと内遊びを取り入れていきましょう。

そして何よりお母さん、お子さまどちらにとっても
無理なく楽しく過ごすせることが
大切ですね(*^^*)


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