こんにちは。
岡山市中区の乳幼児のことばの相談室
『オヤコサロン ホアラ』の
言語聴覚士 妹尾早織です。
先週末はシュタイナーの教員養成講座に行ってきました。
今回もとーっても深い学びをしてきました。
お子さまに関わらせていただく立場として、
身の引き締まるような講義でした。
子どものは生まれた時から完璧な状態であり、
その子どもたちに私たちが「こうあるべき」「こうするもの」と
教えることは意味を成さないということ。
完璧といっても、放ったらかしでいいという
わけではありません。
頭からの知識を教えこむのではなく、
特に7歳までは手足から働きかけることが必要です。
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小さいお子さまは全身が感覚器官であるかのように、
外からの刺激を全身で受け取っていきます。
なので、手足から様々な学びを深めていくことが
求められます。
赤ちゃんだったら、授乳の時におっぱいの感触や味、
お母さんのぬくもりなどを全身で受け取り
脳に送ります。
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そうして、体だけでなくこころ・精神も
育んでいきます。
他にも手足をバタバタ動かしたり、
床の感触を感じたり、
身の回りの色んな物に触れたりすることも
赤ちゃんにとっては大変意味のある動きです。
おもちゃではなくても、布、畳やフローリング、
抱っこされたときの感触などでも
しっかり情報を受け取っています。
なので、自然の中で光や風を全身で感じ、
土や水、植物などを触ることは
手足に働きかけるという意味ではとても
重要なことだと思います。
手足はアンテナだと思い、全身で体感できるような
体験をさせてあげてください。
しかし全身がアンテナなので、
強すぎる刺激には注意が必要です。
できるだけ穏やかで優しい色、音、形の物を
身の回りに置くようにしましょう。
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例えば、優しい色あいの絵本、自然素材でできたおもちゃ、
CDからの歌ではなくお母さんの歌声などなど…
今持っている絵本は見せたらダメ!
プラスチックでできたおもちゃはダメ!
CDは聞かせたらダメ!
ではありません。
次に絵本やおもちゃを買う際には
少し意識して選んで見たり、
今ある物とバランスを取って
付き合っていかれたいいと思います。
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お母さまが「あれもダメ、これもダメ」と偏ると
その思いがお子さまに影響するので、
臨機応変にお子さまもお母さまも心地よく
いられることが何より大切です。
何かひとつでも取り入れてみようというものがあれば、
ぜひ実践してみてください(*^^*)
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