こんにちは。
岡山市中区の乳幼児のことばの相談室
『オヤコサロン ホアラ』の
言語聴覚士 妹尾早織です。
お子さまにぴったり合ったおもちゃを
見つけるのってなかなか大変ですよね。
サイズが小さすぎたり、内容がちょっと難しかったり…
そこで今回は以前のブログでも紹介しました
ホアラで療育の中でも使っている
手作り教材を再度ご紹介したいと思います。
型はめ
段ボールをそれぞれの形にくり抜き、
色画用紙を貼って作りました。
形の弁別、大小の区別、順序性を身に付けることを
ねらいとしています。
マッチング
ペットボトルのキャップを2個貼り合わせ
絵を貼ります。
同じように100均で買ったピルケースにも
絵を貼り、マッチングできるよう作りました。
キャップを2個合わせて貼っているので、
小さいお子さまでもつかみやすいようになっています。
指先で掴む練習にもなります。
絵カードを使ったマッチング課題よりも
楽しんで取り組んでくれます!
(参考:発達障害のある子が楽しめる あんしんあそび)
絵合わせ
絵を印刷して厚紙に貼り、
2分割、3分割に切ってパズルにしました。
物の名称の確認、分割されたカードから全体像を推測する力、
想像力、目と手の協応等の力を育みます。
ボウリング
ペットボトルにマスキングテープを貼って、
中に鈴やビーズを入れたもの。
ガラガラのように振って、音を楽しんで遊んだり、
ボールを転がしてボウリングのように倒して
遊ぶこともできます。
これにキャラクターや動物などの絵を貼ると、
より楽しさが増します♪
何本倒したか数の勉強もできますね。
吹くおもちゃ
ストローと画用紙で作った蛇のパーツを組み合わせて
作りました。
ストロー部分を吹くと青いビニールひもが
蛇の舌のようにビロビロビロ~と動きます。
吹くたびに、ビニールひもが動くので、
楽しみながら息を出す練習ができます。
また、ビニールひもの動きで
自分の息の出方を確認することができるので
息のコントロールの練習にもなります。
ストローをくわえて吹くことで、
唇の周りの筋肉を鍛えます。
唇の周りの筋肉を鍛えることは、
ことばの表出にもつながっていきます。
(参考:特別支援教育の楽しいアイデア支援法(3) 遊びながら学ぶ発音・発声,ことばの指導)
まとめ
いかがでしたか。
今のお子さまの発達に合ったもの、
それは一番の理解者であるお母さんしか
作れないかもしれません。
大きさ、形、素材、興味のある物・・・
全て揃っているおもちゃはなかなか
ないと思います。
完成された市販の教材よりも
温かみがあり、お母さんの愛情がいっぱい詰まった
手作り教材の方がきっとお子さまの力をぐーんと
引き出してくれるはず。
お子さまにぴったりのおもちゃ、教材がないと
お悩みの方。
お店で買う前に、作れそうな物なら、
ぜひ家にある身近な物で作ってみてください(*^^*)
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