ダウン症のお子さまには早期のことばの療育が必要

こんにちは。
岡山市中区の乳幼児のことばの相談室
『オヤコサロン ホアラ』の
言語聴覚士 妹尾早織です。

ホアラでは
ダウン症のお子さまも通って来てくださっています。

ダウン症のお子さまは全体的に発達がゆっくりなので、
ことばが出るのもゆっくりです。

ダウン症のお子さまには早期の言語療法が必要!

しかし、皆さまハイハイしたり、座ったり、歩いたりできるよう
早期から理学療法は受けられていますが、
言語療法までは受けられていないのが実情のようです。

運動を促すことと同時にことばを促していくことは
とても必要なことです。

からだはつながっており、どれかひとつだけが
単独で発達するものではないですもんね。

言語療法もできるだけ早期に始められることをお勧めします。
赤ちゃんのうちからできることはたくさんあります。

赤ちゃんは生まれた直後からコミュニケーションを必要としています。

赤ちゃんはお話できなくても
実はわかっていることの方が多いです。

お喋りしないから言っても無駄、どうせわからないだろうと
発語を促さずに大人が与えるばかりでは
ことばは発達しません。

それはダウン症のお子さまも同じです。

おしゃべりができるようになるまで、
コミュニケーションの基盤を作っておくことが大切です。

特にダウン症のお子さまはコミュニケーション意欲が旺盛♪
声で、視線で、表情で、体を動かして・・・
お子さまなりの様々な方法で伝えようとしているはずです。

お子さまからの表出を見逃さず、丁寧に返してあげましょう。

おしゃべりだけがコミュニケーション方法ではありません。
それまでにできることがたくさんあります。

ことばが出るまでにできること

①いっぱい声を出して遊ぶ

楽しくなると思わず声が出たり、声を出して笑います。
この自然な発声を出すことで声を出すことの楽しさを味わい、
また肺活量も鍛えます。

②ことばに代わるコミュニケーション手段を身につける。

ことばでなくてもサインや身振り、写真などを使って
お子さまが自発的に要求を伝え、意志疎通ができると
お子さまもお母さまも嬉しいですよね。

伝えたいのに伝える手段がなく伝えられないのは
とても辛いです。

伝わると嬉しい!
お母さんがわかってくれる!
コミュニケーションって楽しい!
という体験を積むことが大切です。

これらをおしゃべりをする前からしておくことは
その後の発達に大きく役立ちます。

これらはほんの一例でまだまだできることはたくさんあります。

お子さまのコミュニケーションのことで心配や不安をお持ちの方、
今何かできることを知りたいという方。

今できることからはじめませんか?
きっとできることがあるはずです。
精いっぱいお手伝いさせていただきますので、
ぜひご相談ください。

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