岡山市中区の乳幼児のことばの相談室
『オヤコサロン ホアラ』の
言語聴覚士 妹尾早織です。
今日は毎月1回、
ことばの相談のお仕事で行かせていただいている
わくわくるーむさんで、
お喋りが始まったお子さま(幼児)を持つ
お母さま対象に、
「ことばを促す関わり」についての
講座をさせていただきました。
4歳はまだことばの善し悪しがわからない
4~5歳になると、
ことばはすっかり大人並み!
なので、生意気な口をきいたり、
「うんち」や「バカ」など汚いことばを使ったりすると、
つい本気で怒ってしまいがち(^^;)
でもペラペラお喋りができるように
なったからといって
全てのことばの意味を理解して
言っているわけではありません。
この時期のことば遊びが大好きで、
人が笑ったり反応してくれたりすると
意味がわからなくても何度も言って楽しみます。
うちの4歳の甥っ子も今は、
「うんち」「ちんちん」のオンパレード。
2歳の妹も一緒に言うようになり、
2人で言い合っては爆笑しています(-_-;)
この前は冗談を言い合って遊んでいたら、
「うそつきばばあ」と言われてショック‼(笑)
と同時にそんなことを言うようになったんだな~と
成長を感じつつも、ちょっと寂しかったです(^_^;)
こういう場合は、過剰に反応しないこと!
何しろお子さま自身は意味がわからず、
ことば遊びを楽しんでいるので、大人が本気で
「そんなことばを使ったらダメでしょ」
「なんでそんなことを言うの!」
と怒ってしまうと、お子さまの楽しい気持ちが
いっきに萎んでしまいます。
逆に肯定して笑うとより調子にのって言い始めます…笑
あえて反応しないか、
「バカ」「うるせー」など言う場合は、
「そんなことを言うと悲しいな~」
「言ってほしくないな~」とサラッと言って
気持ちを伝えましょう。
そうすることで、
だんだんと言っていい言葉か
いけない言葉かが分かってきます。
かわいいな♡
こんなこと言えるようになったんだな~と
余裕を持って関われるいいですね。
(わかっていてもイラッとしてしまいますが…)
吃りが出やすい時期
2~4歳くらいは吃音が出現しやすいのですが、
吃音でなくてもこの年齢のお子さまは、
伝えたいことがいっぱいあるけど、
それを上手に伝える力が備わっていない、
早く伝えたい気持ちが先行してしまうなどの理由から、
「あのね、あのね、あのね・・・」
「く、く、くるまがね・・・」
など、同じことばや音を繰り返し言うことがあります。
話し方を意識させない
そういう場合は、
「もう一度言ってごらん」
「ゆっくり落ち着いて話してごらん」
などと話し方をアドバイスしてしまうと、
お子さまはお喋りする度に意識してしまい、
かえって吃りがひどくなったり、
お喋りしなくなったりといったことにもなりかねません。
決して話し方を意識させて治そうとしないでください。
どんな話し方でも大人は
話している内容、お子さまの気持ちをくみ取って、
ゆったりと聞いてあげることが一番。
その姿勢がお子さまの情緒を安定させ、
安心してお喋りできるようになります。
まとめ
幼児期は特に大人の関わりが
お子さまの発達に大きく左右します。
どんなときも100%受け入れ、
丁寧に対応してあげることが、
お子さまのこことろことばの発達を促します。
この時期ならではのまだまだ
未熟なことばの発達のかわいさを
めいっぱい楽しみましょう♡
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