小さい子に説明よりもファンタジーが大切です!

ことばとこころの相談室
オヤコサロンホアラの妹尾早織です。

シュタイナーの学びの会では
毎回様々なことがテーマとなります。

もうすぐ七夕ですね。

羊毛でお人形を作ったのですが、
牛が難しく、牛になるまでにかなり苦戦しました(^^;)

なんとなくは牛はこうだろうと思っていても、
いざ作ると、
「牛って角があったっけ?」
「耳はどこについてたっけ?」
と記憶があやふやになり、
頭と胴と足のバランス、どこから脚となっているのか
胴の長さ、膨らみも曖昧に・・・

動物をつくる際はしっかり観察して
特徴を捉えてから作ること大切ですね。

先日のシュタイナーの学びの会のなかで、
「こどもの質問にどう答えていいのかわからず
困ることがある」というお話がでました。

小さい子には
こと細かく事実を伝える必要はありません。

「○○はこういうものです」

概念を植え付けてしまうと、
もうそこから想像を広げることができません。

7歳まではファンタジーを大切にする時期です。
この頃の子どもは想像の世界で生きています。

小さい子は「なんで?なんで?」とよく質問してきますよね。
例えば、「なんでお月さまがついてくるの?」という質問。
リアルに答えようとすると難しいですよね(^^;)

「ついてきているわけではなく、そう見えているだけなんだよ」
と言われれも、こどもはピンときません。

「○○ちゃんのことが大好きだからかな~」

もしくは

「なんでかな~?」

と答えずに一緒に想像力を膨らませるのもいいかもしれません。

まだ体験をしていないことでもお話を聴いて
「○○ってこういうものなのかな~」
と想像を膨らませることが
こころの栄養となり生きる力となります。

おとながこどもの世界を理解して、
その世界を一緒に味わうことが大切です。

お片付けを促すときも、

「片付けなさい!」ではなく、

「おもちゃ、もう眠たいみたい。オウチに帰してあげよう」

とファンタジーの世界に入って促すと、
意外と素直に応じてくれたりもします。

こどもがファンタジーの世界の中で
自由に生き、イキイキと過ごせるよう環境を整え、
幼児の力を育んでいきましょう。

 

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