新生児期からできること

岡山市中区の乳幼児のことばの相談室
『オヤコサロン ホアラ』の
言語聴覚士 妹尾早織です。

先日、友人の出産のお祝いに
赤ちゃんに会いに行ってきました。

生まれて2週間の赤ちゃん。
できたてほやほやでかわいすぎました♡

新生児ならではのたまらないかわいさって
ありますよね(^^♪

生まれてすぐからスキンシップを

寝ている時間が多いこの時期。
でも、何も感じていないわけではありません。
常にアンテナをはっています。

なので、生まれてすぐの頃から
いっぱいスキンシップをとることが大切。

反応が返ってこなくても、お母さんの愛情は
五感を通してちゃんと伝わっています。

この頃の愛着形成はその後の発達に
大きく関係します。
赤ちゃんにとって愛情を感じることが、
一生の土台となるほど大切なことです。

赤ちゃんにどんな声掛けをしたらいいの?

赤ちゃんが見ているもの、今起こっていること等々、
なんでもことばにして教えてあげます。

天上を見ていたら、
「ピカピカ(電気)見ているの?」

物音にびっくりしていたら、
「ドンって音がしたね。びっくりしたね」

おっぱいを飲んでいたら、
「おっぱい ゴクゴク。おいしいね」

など、どんなことでもOKです。

その時、声の高さは少し高めにしましょう。
赤ちゃんの耳は高い音の方が聞こえやすい
構造になっています。

繰り返しのことばを使いましょう

子どもは繰り返しの中で、
脳が発達し色々なことを覚えていきます。
ことばも一緒です。

「〇〇ちゃん、〇〇ちゃん、ねーんね」
「〇〇ちゃんのあーんよ、あーんよ」

など、リズムやイントネーションを変えて
繰り返しのことばを使ってみましょう。

赤ちゃんの動き・声を真似しましょう

お母さんの顔を見ながら「アーアー」と声を出したら、
「アーアーだね」と真似して声を出します。

また、赤ちゃんが笑ったら笑い返し、
首を振ったら同じように首を振ります。

このように赤ちゃんからの働きかけに、
どんどん応えてあげます。

そうすると、コミュニケーションをとる楽しさ、
自分が体を動かしたり、声を出して伝えることで、
お母さんはちゃんと応えてくれるということを
学びます。

子守唄を歌ってあげましょう

子守唄は赤ちゃんにとっては最高のご褒美。
CDやテレビの音楽よりも
お母さんの優しい歌声が何よりも癒しとなります。

上手い下手は関係ありません。
お母さんの声に包まれて眠りの世界に導かれることにより、
質の良い眠りとなり、こころも安定します。

どれも特別なことではなく、
赤ちゃんを前にすると自然と誰でも行うことですよね。

この当たり前のコミュニケーションこそ、
赤ちゃんにとっては大切な大切なことです。

赤ちゃんと関わる時はなるべく
テレビなど他の刺激を減らし、
お母さんとのスキンシップに
集中できる環境を作りましょう。

今まであまり声かけをしてこなかったな…
どう関わっていいかわからなかったし…

という方、気付いた時から始められます。
遅すぎることはありません。

できることから始めてみてくださいね。

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