なんでも「ワンワン」になる時期

岡山市中区の乳幼児のことばの相談室
『オヤコサロン ホアラ』の
言語聴覚士 妹尾早織です。

ここ最近、寒さが厳しいですね。
昨日、勤務先の方では山が真っ白になっていて
びっくりでした!

インフルエンザもだんだん増えきているようなので、
くれぐれも皆さんお気をつけくださいね。

お子さまに「ワンワンは?」「ニャーニャーは?」と
聞くとちゃんと正しく指せるのに、
お喋りすると、なんでも「ワンワン」になってしまうことは
ありませんか?

ことばの数が少ない間は、このように
似たような意味のことばを使います。

4本足で毛の生えた動物=ワンワンになります。

その時「ちがうでしょ!あれはねこ(ニャーニャー)でしょ!」と
無理に言わせようとしないでください。

ちゃんと言えるようになるには、
ことばを話すために必要な器官の発達はもちろんのこと
「犬」や「猫」はどんな特徴や違いがあって、
どんな風に鳴くのかとというのを
理解できるていることが必要です。

なので実際に見たり触ったり、
体験の中で教えてあげることが必要です。

お散歩していて、犬の鳴き声が聞こえたら、
「ワンワンって聞こえるね。どこにワンワンいるのかな」
と言ったり、実際に犬に会ったら、
「しっぽをふりふりしてるね。嬉しい~って言ってるのかな」
「ばあばのオウチのワンワンと一緒だね」など、
犬にまつわることをお話してあげます。

猫だったら、「ニャーニャーだね。」
「ニャーオって鳴いたね!」「しっぽが長いね」
「ニャーニャーはお魚が大好きなんだって」等々…

絵本や絵カードだけだと、絵と実際は違うので
すぐに結びつきにくいです。

「ことばを教える」ということに囚われず、
実際に見たり聞いたり触れたりといった
体験を通して、その時見たこと感じたことを
お子さまの代わりにことばで表現してあげましょう!

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