「心と言葉を育てる 子どもへの関わり方」講座をさせていただきました

こんにちは。
岡山市中区の乳幼児のことばの相談室
『オヤコサロン ホアラ』の
言語聴覚士 妹尾早織です。

先日の月曜日、備前市にあるわくわくるーむさんで
7月に続き2回目となる講座をさせていただきました。
テーマは前回同様『心と言葉を育てる 子どもへのかかわり方』と題して
主にお喋り前の0歳~2歳のお子さまをお持ちの
お母様を対象にお話しさせていただきました。
(7月の講座についてはこちらをご覧ください)

特に今はことばの発達は気になっていないけど、
・お喋りするまでにできること
・ことばの促し方
・こころを育てる関わり方
等について聞いてみたいと、
5組の親子さんが参加して下さいました。

お話させていただいたことを、少しだけご紹介します。

お喋り前にできること

とにかく愛情たっぷりとスキンシップをとり
触覚を育てましょう!

幼児のうちは体全体がアンテナのような状態。
そこからキャッチしたものが脳へと送られていきます。
そして、こころと体を作り上げていきます。
(以前の記事に詳しく書いてあるので、こちらをどうぞ)

なので、お子さまと共に色んな体験をして
一緒に楽しみましょう(*^^*)とお話ししました。

ふれあい遊び・手遊び

簡単なふれあい遊びや手遊びもご紹介しました。
ふれあい遊びは赤ちゃんがお母さんの
表情、声、肌、香り等を五感で感じることができる、
最高に幸せなスキンシップです。

また、ふれあい遊びの中で、
くすぐると「キャー♪」と大きな声も出ます。
この時参加してくれた赤ちゃんは期待して
くるぐられる前から笑っていました。

このようにふれあい遊びには、
ことば・コミュニケーション発達に必要な要素が
ギュッと詰まっています。

同様に手遊びもお母さんの優しい歌声に合わせて
真似っこをして、色々な手の動きをしたり、
声を出してみたり♪

手遊び歌は子どもにとって覚えやすく心地の良いメロディーと
真似しやすい歌詞のものが多いので、
まさにお喋り前のお子さまにぴったりです!

日常の中でこのようなふれあい遊びや手遊びを
取り入れて楽しい親子の時間を過ごしていただけたらと
思います。

ことばの促し方

子どもさんの声を真似したり、
しっかり反応してあげたりして、
「声を出すって楽しい!」
という気持ちを育むことが大切だということをお話しました。

真似をすることで、赤ちゃんは自分がどんな声を出しているのか
知ることができ、さらに色んな声を出してみようと挑戦するかも
しれません。

また、お母さんが優しく反応してくれるだけで
嬉しくなってしまいます。

「アーアー」「ウーウー」「ダダダ」等、
何かしらお子さまが声を出していたら、
「ちゃんと聞いてるよ」という姿勢で、
対応してあげましょう。

このような体験のひとつひとつが
これからのコミュニケーションの基盤となります。

こころを育む

これは上記の関わり方を通して、結果的に
こころも育むことになっていると思います。

逆に、こころに働きかけないとことばは育ちません。

興味関心のないことばのシャワーを聞かせても、
右から左へと流れていくだけで、お子さまの心には
残っていかないと思います。

お母さんは自分が知りたいことを教えてくれる。
どんなことも受け容れてくれる。
ということを感じて、
「愛されている!」と実感することができます。

この愛着形成こそ、お喋り前のこころを育てる
一番大切なことです。


ほんの一部ですが、以上のような内容のお話しをさせていただき、
皆さま熱心に聞いて下さいました。

お母さま方からは、
・今までやってきたことが間違っていないと自信がつきました
・ことばのシャワーではなく、子どもを観察して言葉かけをしてみます
・触覚に働きかけるよう、色んな体験をさせてあげようと思います
・今まであまりしてこなかったけど、これを機にふれあい遊びも取り入れていきたい

等、嬉しいご感想をいただけました。

こういう機会ではないとお会いできない方々と出会い、
お話しさせていただけたことに感謝です。

今後のお子さまとの関わりについて、
なにかひとつでも参考になっていたら嬉しいです。

ありがとうございました。

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